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野外で体験を開催するホストが準備しておくことは、次の3つです。
ハチの巣に近づかない場所を選び、ゲストに服装を案内しておきましょう。
野草やキノコは、食べられると確実に判断できないものを、採らない・食べない・売らない・人にあげないと決めておきましょう。
寒さと雨に備えた服装を、ゲストに案内しておきましょう。
厚生労働省の神奈川労働局のリーフレット(仕事で屋外作業をする人向けのものです)によると、ハチは4月から10月にかけて活動が活発になります。気温が25〜30℃のときにも、活動が活発になります。林野庁によると、ハチが頻繁に出入りしている場所の近くに、巣がある可能性があります。ゲストもホストも、巣には近づかず、触らないようにしましょう。ハチの活動が本格化する4月に向けて、今のうちに準備しておきましょう。
林野庁の「スズメバチに注意」の項目によると、スズメバチは黒い色に対して激しく反応します。できるだけ黒い服を避け、帽子をかぶります。スズメバチは、ヘアスプレー、香水、化粧品のにおいにも敏感に反応します。
厚生労働省の神奈川労働局のリーフレットによると、化粧品、整髪料、制汗剤の使用は、できるだけ控えます。
林野庁によると、スズメバチを見かけたら、むやみに振り払わず、飛び去るのを待ちます。襲われたときは、なるべく姿勢を低くします。
体験の前に、巣がないか、会場を確認しておきましょう。ゲストにも、服装と、香りの強い製品を控えることを、案内しておきましょう。
厚生労働省の神奈川労働局のリーフレットによると、刺された後に、皮ふや口の中の腫れ、じんましん、呼吸の著しい乱れ、どうき、めまい、意識障害、血圧低下が起こることがあります。重症化すると、呼吸困難や心停止に至り、死に至ることがあります。重症化は、体の免疫の過剰反応によるものです。過去にハチに刺された経験がある人は、この過剰反応が起こりやすくなります。リーフレットでは、アナフィラキシー補助治療剤(エピペン)を入手するには、登録医師による処方が必要とされています。
刺されたゲストがいるときは、体験を中断しましょう。症状が深刻な場合は、ただちに救急車を手配しましょう。
厚生労働省によると、食用と確実に判断できないキノコは、採らない、食べない、売らない、人にあげない、ことが大切です。厚生労働省のページには、次の例が載っています。
クサウラベニタケ:食べてから20分から1時間ほどで、嘔吐、下痢、腹痛が出ます。ウラベニホテイシメジ、ホンシメジ、ハタケシメジと間違えられます。
ツキヨタケ:食べてから30分から1時間ほどで症状が出ます。ヒラタケ、ムキタケ、シイタケと間違えられます。
カエンタケ:触れるだけでも炎症を起こします。食べると、死亡する場合もあります。
林野庁によると、トリカブトやスズランなど、毒を持つ植物は口にしません。名前がわからないキノコは採りません。ツタウルシなどの有毒な植物には触れないようにし、トゲがある植物には素手でさわりません。
野草やキノコを採る体験や、食べる体験を開催するときは、食べてよいものを、ホストが確実に判断できるものだけにしておきましょう。ゲストが自分で採ったものを、その場で食べないよう、案内しておきましょう。
環境省 北海道環境局のレンジャー日記(2022年2月18日)は、山岳医療救助機構の講義を紹介しています。内容は登山の遭難を想定したもので、登山を伴う体験を開催するときの留意点として載せています。それによると、低体温症は、深部体温が35℃以下まで下がった状態です。軽度では体の震えが出ます。中度では意識障害が出ます。重度では脈と呼吸が弱くなり、最悪の場合は死に至ります。
レンジャー日記によると、北海道での登山の低体温症による遭難は、冬よりも夏の方が多いと書かれています。月別では、5月が最も多いと書かれています。春や秋は、季節が中途半端なために、防寒装備がおろそかになりやすいと書かれています。
レンジャー日記では、登山での対策として、次のことが挙げられています。
季節に合った装備を用意します。
重ね着をして、体を濡らさないようにします。
着替えを持ちます。
防水性と透湿性のある雨具を使います。
悪天候のときは、計画を中止します。
体験紹介ページの「持ち物」に、防寒着と着替えを書いておきましょう。天気が悪いときの判断は、ホストが開催の前に決めておきましょう。
レンジャー日記では、低体温症になってしまった場合の対処は、「食べる」「隔離」「保温」「加温」の4つとされています。震えが出たら、すぐに食べ物をとります。甘い飲み物も効果が高いとされています。風が直接当たらない場所に隠れます。防寒着を着て、帽子で頭を覆い、首を包みます。湯たんぽなどで、手足の先ではなく、胸(体幹)を温めます。
症状が重いときは、ただちに救急車を手配しましょう。
登山のように、低体温症の危険がある厳しい体験を開催するときは、体験の内容と厳しさを体験紹介ページに正しく書いてから、ゲストを募集してください。
体験中に、ゲストがケガをしたときや、体調が悪くなったときの手順は、次のとおりです。
ケガ人や体調不良のゲストの処置が最優先です。ほかのゲストに説明をして、体験を中断しましょう。応急処置をするために、安全な場所に移動しましょう。
出血がある場合は止血する、やけどの場合は患部を冷やすなど、その場でできる手当てをしましょう。人手が足りない場合は、ほかのゲストにも手伝ってもらいましょう。
症状が深刻な場合は、ただちに救急車を手配しましょう。いざというときにすぐに救急車を呼んだり、ケガをしたゲストに紹介したりできるように、体験開催場所の最寄りの病院を確認しておきましょう。
ainiケア制度で補償が適用される場合があります。ゲストに事故報告のページ(お問い合わせフォーム)を案内してください。保険適用には、通院、治療などの領収書が必要になりますので、ゲストに必ず保管するように案内してください。
体験を開催するにあたり、場所、設備、道具などに不備はなかったか、もう一度確認しましょう。ゲストへの注意喚起不足がケガや事故につながります。自分の体験中の言動を振り返ってみましょう。必要な場合は、体験紹介ページで対象年齢や持ち物、注意事項などを修正しましょう。
ainiケア制度の補償の対象には、ケガに加えて、特定疾病(細菌性食中毒、日射病・熱射病などの熱中症、低体温症、脱水)が含まれます。賠償事故の事例には、「参加者がハチにさされ、管理義務を問われた」ケースがあります。
⚠️ 事例と同様のケースでも、事故発生時の状況によっては、保険適用外となることがあります。詳しくは、ainiケア制度のページを確認してください。
体験を企画するとき
会場に、ハチの巣がないかを、確認しておきましょう。
野草やキノコを扱うときは、食べてよいものを、確実に判断できるものだけにしておきましょう。
防寒着と着替えを、体験紹介ページの「持ち物」に書いておきましょう。
最寄りの病院の場所を、確認しておきましょう。
登山のような厳しい体験は、体験の内容と厳しさを体験紹介ページに正しく書いてから、ゲストを募集してください。
前日
天気予報を確認し、悪天候のときの判断を決めておきましょう。
予約したゲストに、服装の案内をメッセージで送っておきましょう。
当日
ハチが多く出入りする場所には、近づかないようにしましょう。
ゲストが、野草やキノコを、その場で食べないようにしましょう。
ゲストが寒がっているときは、体験を中断しましょう。
症状が深刻なときは、ただちに救急車を手配しましょう。
体験の後
ゲストから体調不良の連絡があり、ゲストが事故として報告する場合は、事故報告ページ(お問い合わせフォーム)を案内してください。
症状があるときの対応は、お住まいの自治体、保健所、医療機関で確認しましょう。
事故の報告は、お問い合わせフォームから行ってください。補償については、ainiケア制度のページを確認しましょう。
個別の事情によって判断が異なる場合は、所管窓口または専門家に相談してください。この記事は、一般的な情報の提供を目的としています。医療や法律の助言ではありません。